甲状腺機能亢進症

甲状腺ホルモンの過剰分泌。代謝亢進、自律神経刺激などによる種々の臓器に影響のある
病態である。頻度はわりと高い。6/1000。
甲状腺ホルモンの過剰分泌、甲状腺機能亢進症をきたす病態にはいくつかの疾患がある。
このうち80%以上はバセドウ病(グレーブス病)が原因である。
バセドウ病は、TSH受容体に対する抗TSH受容体抗体によって甲状腺が過剰に刺激されて発生する自己免疫疾患であると考えられている。
甲状腺ホルモンによる物質代謝の亢進、交感神経系の亢進のため、頻脈、手指振戦、発汗過多、
体重減少、精神不安定など全身的な代謝亢進症状が主体となる。
バセドウ病では眼球突出、甲状腺腫脹もみられる。

SAKIUTAの対応として、代謝、循環の改善をはかり、その後知識をもった者による食事療法、
運動療法の指示を行う。