骨粗鬆症

骨がスポンジ状になって、中がスカスカになり、骨折しやすくなる病気を骨粗鬆症といいます。
この病気は、骨密度が20~40歳の平均値である70%を下回った場合に診断され、
とくに、更年期以降の女性に多くみられます。
「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2006」によると、2006年における患者数は780万~1100万。
そのうち女性患者数は男性の2~3倍いることがわかっています。
これらの患者数は高齢化にともなって、年々増加の一途をたどっています。
症状:初期のうちは、ほとんど症状がありません。場合によっては一生寝たきりになるような
重大な病気なのに、実際には「骨折して初めて気がついた」というケースが多いのも事実。
この病気にかかると、痛みがなくても次第に背骨が変化し、身長が縮んだり、亀背などの脊柱症状が
見られるようになります。背骨がつぶれる「脊椎圧迫骨折」などは、骨粗鬆症によって起きる典型的な
骨折の一つ。荷物を持ち上げたり、転んだりした拍子に、あるいは体重の重みだけで自然に
骨折することもあります。
痛みを訴える患者は、全体の30%ほど。「背骨にビリッと電気が走るような痛みがある場合は、
骨粗鬆症の恐れがあります」

原因:
カルシウムの吸収が悪くなり、骨密度が著しく低下し、骨がもろくなることが主な原因と言われています。そもそも骨は、新陳代謝によって、2~3年ごとに更新されます。その仕組みは、「破骨細胞」が骨を破壊し、そのあと「骨芽細胞」骨質を造り復元するというもの。しかし、破壊が製造を上回る働きをし始めると骨がスカスカになり、脊椎骨や大腿骨頭が骨折することもあるのです。では、なぜそうなるのでしょうか?「加齢による女性ホルモンの減少があげられます。糖尿病や甲状腺疾患などが引き金になることもあります」

予防:
食事や運動などライフスタイルの見直しから。

予防のためには、毎日の生活習慣を見直すことが先決です。
SAKIUTAでは食事療法、生活習慣の改善方法、転びずらい姿勢への調整を行っております。